当院について

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  1. 当院について

院長のご挨拶

山根 翔太

院長 / 獣医師

はやの動物病院は早野誠也前院長が平成3年に開院後、33年にわたり玉名を始めとした熊本県北部の地域獣医療の中枢を担ってきました。
そして2025年1月15日より、私が新院長という重大な役割を拝命し、はやの動物病院は新たなスタートを切ることとなりました。

私が獣医師として大事にしていることが3つあります。

一つは、根拠に基づく治療(Evidence Based Medicine : EBM)です。
獣医療は常に進歩しています。10年前では見つけられなかった病気や助からなかった病気でも、治るようになってきました。しかし肝心の獣医師が経験に頼るあまりそれを知らないようでは意味がありません。私は自己研鑽を怠らず、最新の知識を身に着け、それを皆様にお届けすることをお約束します。

二つ目に、徹底した疼痛管理です。
かねてより動物の痛みというものは軽視されることが非常に多かったのですが、当然のことながら動物も痛みを感じます。手術においても、ただ全身麻酔をかけるだけでは痛みを抑える効果は非常に薄いです。そのため手術時は必要に応じて麻薬性鎮痛剤や硬膜外麻酔を始めとする局所麻酔を併用し、なるべく動物が痛みを感じない手術を心がけております。そうすることで麻酔リスクも格段に下がります。

三つ目に、手術への自信です。
獣医学は進歩しているとはいえ、外科手術に関してはなかなか地方では最新の技術を飼主様にお届けすることは難しいのが現実です。大学病院まで手術を受けに行くのは難しい・・・けど治したい・・・そういった患者様を救うために、私は熟練した技術と手術への自信で、最新で最高の治療をお届けします。他院で断られた手術でも当院で実施できる可能性があります。

県北部に最新の獣医療を届けるためにも、今後はCT検査や腹腔鏡手術などの高度獣医療に対応した動物病院を目指していきます。
どうぞ今後ともはやの動物病院をよろしくお願いいたします。

経歴

2017年山口大学動物医療センター 内科研修
2017年〜2019年山口県下 動物病院 勤務
2019年〜2024年熊本県下 動物病院 勤務(2022年より副院長)
2021年福岡夜間救急動物病院 非常勤勤務
2021年〜2022年、
2024年
熊本県下 動物病院にて 外科研修
ORM画像診断研修
獣医教育先端技術研究所 超音波研修

専門・得意分野

  • 外科、内科、救急

所属学会

  • 獣医麻酔外科学会
  • 獣医皮膚科学会
  • 獣医腎泌尿器学会
  • 動物臨床医学会

施設紹介

はやの動物病院
外観

受付

待合ロビー

診察室1

診察室2

診察室3

処置室(2ベッド)

手術室

レントゲン撮影装置

通常のX線撮影装置です。主に骨折などの外科治療の場合使用します。

犬用入院室

犬用の入院ケージです。全部で19ケージあります。

猫用入院室

猫用の入院ケージです。全部で10ケージあります。

大型犬用入院室

大型犬については、別途入院ケージを設けています。全部で3ケージあります。

隔離室

感染症にかかった動物については、他の動物に伝染しないよう隔離室を設けています。他と同様の治療設備を備えています。2室を準備しています。

ドッグラン

入院中のわんちゃんのお散歩に使用します。一般開放はしておりませんのでご了承ください。

医療機器紹介

検査関連機器

一般用超音波検査機

超音波検査機

動物に負担をかけずに各種の検査、診断ができます。診察室にそれぞれ配置しており、レントゲンとあわせて 画像診断には欠かせないものです。
気管から心臓、腹部まで幅広く検査を行うことが可能です。

X線一般撮影装置

レントゲン撮影後に画像が直接モニターに送られてくる装置で、診断の時間短縮はもちろん画像処理もデジタル化し パソコンで行うため、小さな部位を拡大してみることも可能です。データの保管を容易となり、各診察室のモニターで お待たせすることなくお見せすることができます。なによりフイルムを用いないため現像液や定着液などの廃棄物も 一切出さず環境にもやさしいといえます。

動物用フラットパネルディテクター

レントゲン検査にて瞬時に画像を構築できるため、短時間で鮮明な画像を得ることが可能です。

全自動血液凝固測定装置

自動血球計算機
(ERMA)

自動血球計算機

血液中の赤血球、白血球、血小板などの血球成分の数を自動的に測定する検査装置です。

乾式臨床化学分析装置

乾式臨床化学分析装置

血液や尿などの生体試料を測定するための医療機器で、試薬を液体ではなく乾燥状態で使用するのが特徴です。

電極式電解質分析装置

電極式電解質分析装置は、血液や尿、体液中の主要な電解質(Na⁺、K⁺、Cl⁻ など)の濃度を測定する医療機器です。主に イオン選択性電極を利用し、各イオンの電位差を測定して濃度を算出します。

サージカルルーペ

手術や処置を行う際に使用する 拡大鏡 です。細かい部位を高精度で確認しながら施術できるようにするための医療機器で、手術用ルーペとも呼ばれます。

生物顕微鏡 LED照明セット

寄生虫や細菌などの感染症の検出や腫瘍疾患、血液疾患などの診断に有用です。

遠心分離機

血液や尿などを高速回転させることにより、異なる成分を分離する装置で、血液検査や尿検査などの検査に使用します。

動物用手持眼圧計

眼圧(目の中の圧力)を調べる機械です。眼科疾患の診断に使用します。

検眼鏡

検眼鏡は眼球の内部を観察するための道具です。眼球の表面(結膜、角膜)から内部(前房、虹彩、水晶体、硝子体)、眼底(網膜、視神経乳頭)まで、くまなく観察することで、異常がどこの部位で起こっているのかを確認します。

診察用検耳鏡器具

耳の中(耳道)を調べる機械です。
外耳炎の原因や耳道の異常を検出します。

ウッド灯

紫外線照射装置で、365nmの長波長の紫外線を病変部の皮膚に照射することで検査をします。主に皮膚糸状菌の検出に用います。

CO2レーザー

患部、腫瘍に炭酸ガスレーザーを照射することにより、組織を蒸散させ取り除きます。通常の切除に比べ、組織に優しい施術を行うことができます。手術時の痛み、出血の軽減に有効です。

手術・入院関連機器

全身麻酔器システム

麻酔器、麻酔気化器、人工呼吸器を備え、コンピュータ制御により、呼吸の回数、強さを判断して自動的に呼吸の補助を行うことができます。

麻酔監視装置(モニター)

手術中の心拍、呼吸、血圧、体温、麻酔ガス濃度、血中酸素飽和度、二酸化炭素濃度等をモニタリングし、安定した麻酔深度で安全に手術を行います。

心電計自動解析装置

心電計自動解析装置

心電図による解析装置です。人の場合と同じく、不整脈の評価や心臓の電気的な異常の検出を行います。

電気式凝固切開装置
超音波凝固切開装置

電気式凝固切開装置(熱損傷を抑え、微細な切開と焦げの少ない凝固を可能にします。出血が少なく、麻酔時間の短縮が期待でき、より安全な手術が可能となります。)、超音波凝固切開装置(組織を焼灼するための装置です。高周波電流を使用して出血を止めたり、腫瘍を除去したりします。)

手術マイクロモーター

歯科処置や整形外科手術(骨を削る、ピンニング等)に使用します。

シーリングとバイポーラ

最近、手術に使用した縫合糸によるトラブル(縫合糸の刺激が原因と考えられる炎症や腫瘍)が増えています。 これは糸の種類に関係なく発生しており、吸収糸を使用したら大丈夫というものではないようです。 当院で使用しているリーガシュアーは手術時に縫合糸をなるべく使用せずに血管や組織をシールするものです。 (もちろん必要な場合は吸収糸も使用します)

Cアーム(レントゲン透視装置)

移動可能なX線画像診断装置です。骨折や脱臼のリアルタイムでの診断や、各種の造影検査に有効です。 特に脊髄造影は椎間板ヘルニアの診断には絶対に必要な検査となります。 手術中でもベッドに寝せたままX線透視診断ができます。

各種整形外科インプラント

獣医用整形外科用インプラントはステンレス鋼でできており、ほとんどの骨折整復手術で広く使用されています。

陽圧換気システム

人口呼吸器です。麻酔中は呼吸が不安定になることが多いですが、この機械を使用することで常に安定した呼吸状態を得られ、麻酔深度も安定します。

歯科治療用器具

超音波スケーラー、ドリルなど、歯垢を削除したり歯の健康を保つために使用します。

動物用酸素治療室(ICU)

手術後の回復までの管理や、心不全の動物に対して高濃度の酸素室はとても有効です。 5室あり猫や小型犬から20キロを超える犬でも利用できます。

酸素濃縮器

空気から酸素以外の成分を取り除き、高濃度酸素を生成し、呼吸が苦しい子を管理する酸素室に用います。

点滴用ポンプ 15台

点滴中、動物はじっとしていられません。定量の点滴液を送り込む為ポンプを使用します。

その他の機器

オートクレーブ(autoclave)2台

高温高圧の飽和水蒸気による滅菌処理を行います。院内感染防止のため、処置、手術に使用する器具などについては、最新の注意を払っています。

ガス減菌機

酸化エチレンガス、液化炭酸を用い低温で減菌を行います。オートクレーブと同様、器具などの減菌を行います。

オゾン水発生器

消毒用として、オゾン水を使用しています。酸性水、アルカリ水に比べ患部、肌にやさしい効果があります。