健康診断の重要性

人間と同じように、動物も健康診断が必要です。

何歳から、どれくらいの間隔でやればいいの?という質問も多くいただきます。

私は、1歳超えたら最低でも1年に1回は血液検査をしましょうと伝えています。

犬や猫の1歳って、人間に換算すると20歳くらいです。大人です。多くの人は1年に1度の健康診断を受け始ているのではないでしょうか?

そして、人間の1年は犬猫の3か月に相当します。だから、人間と同じペースで健康診断をしようと思ったら犬猫は3か月に1回の健康診断がベストなんですが、なかなかそれは難しい面もあるのでできれば1年に1回とお伝えしています。

7歳を超えシニアの分類になってきたら、半年に1回の健康診断にペースを速め、検査の種類も増やした方が良いです(エコーやレントゲン、血液癌マーカーなど)。高齢になるほどさまざまな異常が出やすく、かつ人間より進行が速いからです。

1年前に健康診断をしたときは何もなかったのに、今年の健康診断でお腹に大きな癌が見つかった、なんてことも珍しくはありません。

そもそも健康診断にやりすぎはないですからね。お金はかかりますが、やって悪いことが何もないです。保険みたいなものですね。

当院では最新のレントゲン機器やエコー機器と熟練の技術を駆使して、可能な限り見逃しのないようにじっくりと時間をかけて検査を致します。

また、血液で癌の有無を調べられる時代にもなりました。当院はがん検査認定病院なので、そういった最新の検査も受けられます。

もう助からない状態で病気が判明してなんとかしてくれと言われると、自分の愛犬と重なっていつも僕の方が泣きそうになります。1人でも多くの命を助けたい。苦しませたくない。

だからみなさん、健康診断受けてくださいね。