研究は厳しい

先週末、休診をいただき、東京での勉強会に参加してきました。

脊椎系の手術の実習でした。最近は脊椎系の疾患で手術をすることが減りましたが・・・。

少なくとも私が開業してからは手術が必要なレベルの子は診ていません。

病気がないのは良いことなんですけどね。

実習系のセミナーは楽しくてあっという間に時間が過ぎますし、モチベーションが上がりますね。

その日の夜は大学からの付き合いで僕がとても尊敬している友人と食事をしましたが、そういった友人と獣医学について話すとこれまたモチベーションがあがります。

彼は山口大学を卒業してから東京大学の大学院に入り、現在は東京大学医学部で研究をしつつ教員をしています。昔から非常に優秀な男でした。

我々臨床医が情報を得て検査や治療ができるのは、彼ら研究者のおかげです。研究者がいなければ、獣医学も医学も全く進歩しません。

日本は研究者に対してとても厳しいです。国がお金を出さないので、人並みの生活をすることもままならないと友人は嘆いていました。

これからの日本を支えていくのは間違いなく彼らのような研究者たちですから、ぜひともそこに財源を割いてほしいものです。