診療案内

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  1. 診療案内

かかりつけ医として、総合診療、循環器、皮膚、歯、眼、耳など幅広く対応しています。
症状に合わせて適切な診断を行い、高度医療が必要な場合は専門分野に特化した二次診療施設と連携いたします。

内科

  • ご飯を食べない
  • 嘔吐や下痢をする
  • お水をよく飲む
  • 最近痩せてきた

獣医療の発達により、動物たちも長生きする子が多くなっています。 高齢化と共に特殊な病気も多くなり、小型犬に多い心臓病、特定の犬種に多いアトピー性皮膚炎、猫に多い腎臓病や甲状腺疾患、これらに加えて肝臓病や内分泌疾患など、その子毎に個別の問題を抱えていることも少なくありません。

外科手術

外科手術

動物にとってより安全な麻酔、より痛みの少ない手術を心掛けております。
全身麻酔と局所麻酔を併用することで、動物にとって安全で、より痛みの少ない手術を心掛けております。
避妊・去勢をはじめ、各種の領域の外科手術に対応しています。
※当院で対応できない症例については、大学病院を含めた二次診療施設をご紹介いたします。

各種検査

各種検査を行っています。

  • 血液一般検査
  • 血液生化学検査
  • ホルモン検査
  • アレルギー検査
  • がん血液マーカー
  • 内視鏡検査
  • レントゲン検査
  • 心電図検査
  • 超音波検査
  • 眼科検査
  • 皮膚科検査
  • 細胞診
  • 病理組織検査
  • 尿検査
  • 糞便検査

往診

往診も可能ですが、診察、手術の状況によっては往診できない時間帯がございます。
動物の病状により、地理的な対応範囲、診療内容、時間、料金が異なります。詳しくは一度ご連絡ください。

0968-73-9770

混合ワクチン

  • 予防期間 年1回(初年度は2回)

混合ワクチン、フィラリア予防、ノミ・ダニ予防、避妊・去勢手術など予防から治療まで幅広く対応し、愛犬・愛猫が健康で過ごせますように、しっかりと予防を心がけましょう。
ワクチン抗体価検査も対応しておりますので、ご相談ください。

フィラリア予防

  • 予防期間 3月~12月

フィラリアとは、蚊によって感染するフィラリアという寄生虫が心臓や肺動脈に寄生する症例です。フィラリアが寄生してしまうと心臓に負担がかかり、命を落としてしまうこともある危険な病気です。温暖化により予防期間も伸びてきています。予防には注射タイプ、飲み薬タイプ、スポットタイプ(滴下型)がございます。犬や猫、予防方法によって料金は異なりますので、お気軽にお問い合わせください。

ノミ・マダニ予防

  • 予防期間 通年

気温13℃以上で活動を始めるノミ・マダニは動物の皮膚や被毛に寄生し、かゆみや皮膚病の原因になります。暖冬化に伴い、熊本では冬でもノミが寄生します。完全室内飼育でも、ノミは人間の靴や服にくっついて家の中で繁殖することが多々あります。
また、近年ではマダニが媒介する病気「SFTS」が猛威をふるっています。感染した動物経由で人にも感染し、致死率の高い非常に危険な感染症です。動物のマダニ寄生を防ぐことが、飼主様ご自身の身を守ることにもつながります。

狂犬病予防

  • 予防期間 年1回

狂犬病とは犬の伝染病のことです。感染した犬に咬まれることで人や家畜も感染し水を飲んだり見たりするだけで呼吸困難になるところから恐水病とも呼ばれております。
「狂犬病予防法」という国の定めた法律によって、年に1回予防接種を行うことが法律で義務付られています。
狂犬病ワクチンは、春に各市町村で定められた場所での集合注射もあります。
接種時期や料金や自治体への届出方法に関しまして、詳しくはお問い合わせください。

健康診断

言葉で訴えることができない動物たちは、検査をしないと異常に気づくことができないことが多々あります。
検査をしてみるとお腹の中に大きな腫瘍がありました、ということも珍しくありません。
病気の早期発見をするためにも、定期的な検査をおすすめしております。

犬や猫は人の約4倍のスピードで老化していきます。我々の年1回の健診を動物に換算すると4年に1回しかしてないことになります。
5歳以上(人間に換算すると35歳くらい)では少なくとも年に1回程度の検査をお勧めしています。

健康診断(例)

  • 血液検査 6000円~(外注検査。検査項目数により追加料金あり)
  • レントゲン検査(2枚) 5000円
  • 腹部超音波検査 3000円
  • 心臓超音波検査 4000円

上記以外の検査もありますので、お問い合わせください。

麻酔・疼痛管理について

麻酔・疼痛管理について

全身麻酔中、意識がない状態でも体は痛みを感じています。さらに、持続的に痛みに曝されることで、痛みの強さが増すワインドアップ現象も知られています。
疼痛管理にはマルチモーダル鎮痛という概念があります。単一の薬剤や単一の方法で鎮痛を行うのではなく、複数の薬剤や複数の鎮痛方法でさまざまな痛みの経路をブロックすることで、最大の鎮痛効果を最小の副作用で得るものです。
当院では局所麻酔を積極的に使用しています。その動物の状態、手術内容に合わせて、適切な鎮痛方法を選択して実施します。

局所麻酔

局所麻酔は、痛みを感知・伝達する末梢神経の機能を遮断して痛みを抑えます。局所麻酔を実施することで、全身麻酔の使用量を少なくすることができます。全身性の鎮痛薬に加え、局所麻酔を併用することで痛みはほぼ感じなくなります。
局所麻酔は次のように分類されます。動物の状態、手術の部位や内容によって、局所麻酔法を選択します。

  • 表面・浸潤麻酔
  • 神経ブロック
  • 硬膜外麻酔

局所麻酔が使用できる手術は、

  • 口腔外科(上顎神経ブロック、下歯漕神経ブロック)
  • 肋間開胸術(肋間神経ブロック)
  • 下腹部および肛門周囲の手術(腰仙椎硬膜外麻酔、仙尾椎硬膜外麻酔)
  • 前肢および後肢の手術(腕神経叢ブロック、LAMNブロック、大腿神経ブロック、坐骨神経ブロック)
  • 去勢(精巣ブロック)
  • 避妊(卵巣堤索ブロック)などです。

なかでも硬膜外麻酔は非常に効果が高く、適応できる症例にはほぼ全例に実施しております。

全身麻酔装置のご紹介

全身麻酔器システム

麻酔器、麻酔気化器、人工呼吸器を備え、コンピュータ制御により、呼吸の回数、強さを判断して自動的に呼吸の補助を行うことができます。

麻酔監視装置(モニター)

手術中の心拍、呼吸、血圧、体温、麻酔ガス濃度、血中酸素飽和度、二酸化炭素濃度等をモニタリングし、安定した麻酔深度で安全に手術を行います。

心電計自動解析装置

心電計自動解析装置

心電図による解析装置です。人の場合と同じく、不整脈の評価や心臓の電気的な異常の検出を行います。

手術前の検査

全身麻酔下で行う手術の前には、必ず手術前検査を行って、麻酔や手術のリスクがどの程度のものであるかチェックします。
避妊や去勢などの計画手術(突発的でなく、事前にスケジュールを決めて行う手術)では、手術の1か月前からこの検査を行うことができます。

検査内容

  1. 血球計数:血球数や貧血の有無を調べて、手術での失血に耐える力をチェック
  2. 血液生化学検査:麻酔薬の代謝の場となる肝臓と腎臓の機能をチェック
  3. 血液凝固系検査:体に備わっている止血能力をチェック
  4. 胸部レントゲン検査:心臓・肺の異常の有無、気管の形状をチェック

検査費用

12,000~円 (税込)

※動物種や年齢、基礎疾患によっては検査項目を追加することがあり、費用が前後いたします。

手術・入院の流れ

受付・お預かり

朝10時までに受付をお済ませください。
診察室にお呼びして、獣医師と面談します。
手術の時間や内容について再度ご確認いただき、お迎えや面会の予定も確認します。

STEP
1

手術までの準備

お預かり後速やかに、手術の準備のために静脈点滴をはじめます。
飼い主さまは、いつでもご連絡が取れる状態のまま、ご自宅等でお待ちください。

STEP
2

手術

手術は12時~16時の間に行います。
予定外のことがない限り当院からご連絡することはございませんが、ご希望があれば麻酔覚醒後にご連絡を差し上げます。
気になることがございましたらお電話にてお問い合わせください。

STEP
3

面会

ご希望がございましたら、手術が終わった後ご面会することが可能です。
ご面会時間は診察時間内に限らせていただきます。

STEP
4

術後・入院

去勢手術は日帰り、避妊手術の場合は翌日に退院できます。
そのほかの手術では、獣医師が退院の判断をします。
手術後10日頃に抜糸を行うため、ご来院ください。

STEP
5

入院について

  • 当院は、動物が入院している間、スタッフが監視をしております。
  • 必要に応じて心電図、心拍数、酸素飽和度 (SpO2)、血圧をそれぞれモニターしております。
  • 入院室は、獣医師と愛玩動物看護師が医局にいる間も、ICUの入院ケージを常に監視できるような構造設計となっています。
  • 院内には、ICUに入院している動物の生体モニター情報が表示され、容態を一目で把握できるようになっています。

入院室について

入院室は冷暖房及び空気清浄器を完備した清潔な入院専用個室ケージです。
重症患者の為にICU(集中治療ケージ)が複数用意されております。
感染症又はその疑いの有る動物の為に完全隔離室の用意も有ります。
又、危篤患者に対しては、24時間体制で心電図・血圧・呼吸状態・体温等のモニター管理を行い、緊急な状態に対応しております。

入院中の生活について

冷暖房完備。食事・お散歩等の管理はお任せ頂きたいと思いますが、特別な習性や性格、体質、食事癖、嘔吐癖、噛み付き癖が有る場合予めお知らせ下さい。又、病気療養中ですので、面会中のおやつや食事の差し入れ等も前もってご相談下さい。

犬用入院室

犬用の入院ケージです。全部で19ケージあります。

猫用入院室

猫用の入院ケージです。全部で10ケージあります。

大型犬用入院室

大型犬については、別途入院ケージを設けています。全部で3ケージあります。