- 現在の病状、考えられる治療方法をご説明し、患者さんに充分納得していただいたうえで、最適な治療方法を提案したいと思います。(インフォームドコンセント)
- 動物に対して、少しでも痛みのない、より正確で安全な医療を目指しています。
皆様に安全に病院をご利用いただく為に、以下の事をお守り下さい。
- ワンちゃんはゲージに入れるか、首輪及びハーネスにリードをつけてご来院下さい。
院内ではリードを短くお持ちになり、動物同士のケンカを防ぐ為、接触させないように気をつけて下さい。
ネコちゃんもゲージに入れるか、無い場合は大きめの洗濯ネットに入れて、逃げ出さないようにして下さい。
- 皆様の動物達の安全の為、できるだけ排便・排尿は済ませてご来院下さい。
病気には動物の排泄物から感染するものもあります。
もし院内でしてしまったら、触らずに速やかにスタッフへお申し付け下さい。
当院では繁殖を希望されない犬猫には、オス・メス共に避妊・去勢手術を勧めております。
「手術するのはかわいそう」という声もありますが、動物は本能で繁殖を行います。そのため避妊・去勢もせず、繁殖もさせないというのは動物にとって大きなストレスとなります。
1回の処置で一生「望まない命を生み出さない」とても効果的な繁殖制限措置であるだけでなく、性ホルモンの影響や繁殖に関するストレスをなくす為、健康面や行動面にも様々なメリットがあります。
- オス
性ホルモンは攻撃性や支配性・縄張り意識・活動性を高めるので、手術により精巣の病気や交尾でうつる病気、性ホルモンの影響による病気のリスクがなくなるだけでなく、縄張りやメスをめぐるケンカでケガをしたり、交通事故など思わぬ事故に遭う事が少なくなります。
- メス
発情・妊娠・出産による肉体的負担や、交尾でうつる病気、生殖器の病気、性ホルモンの影響による病気のリスクがなくなります。
※各設備の写真は、クリックで拡大することができます。
診察室関係
■診察室(3室)
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■超音波診断装置(3台)
動物に負担をかけずに各種の検査、診断ができます。診察室にそれぞれ配置しており、レントゲンとあわせて
画像診断には欠かせないものです。内臓疾患などの疑いがある場合、診察室内で診断を行うことができます。
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■CR装置
レントゲン撮影後に画像が直接モニターに送られてくる装置で、診断の時間短縮はもちろん画像処理もデジタル化し
パソコンで行うため、小さな部位を拡大してみることも可能です。データの保管を容易となり、各診察室のモニターで
お待たせすることなくお見せすることができます。なによりフイルムを用いないため現像液や定着液などの廃棄物も
一切出さず環境にもやさしいといえます。
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■生化学検査装置・血球計算器
血液検査、解析装置です。人と同様の検査を行います。
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■レントゲン撮影装置
通常のX線撮影装置です。主に骨折などの外科治療の場合使用します。
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処置室・手術室関係
■処置室(2ベッド)
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■リーガシュアー:Ligasure
(シーリングとバイポーラ)
最近、手術に使用した縫合糸によるトラブル(縫合糸の刺激が原因と考えられる炎症や腫瘍)が増えています。
これは糸の種類に関係なく発生しており、吸収糸を使用したら大丈夫というものではないようです。
当院で使用しているリーガシュアーは手術時に縫合糸をなるべく使用せずに血管や組織をシールするものです。
(もちろん必要な場合は吸収糸も使用します)
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■Cアーム(レントゲン透視装置)
移動可能なX線画像診断装置です。骨折や脱臼のリアルタイムでの診断や、各種の造影検査に有効です。
特に脊髄造影は椎間板ヘルニアの診断には絶対に必要な検査となります。
手術中でもベッドに寝せたままX線透視診断ができます。
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■CO2レーザー
患部、腫瘍に炭酸ガスレーザーを照射することにより、組織を蒸散させ取り除きます。通常の切除に比べ、組織に優しい施術を行うことができます。手術時の痛み、出血の軽減に有効です。
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■手術室
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■麻酔呼吸装置(2台)
麻酔器、麻酔気化器、人工呼吸器を備え、コンピュータ制御により、呼吸の回数、強さを判断して自動的に呼吸の補助を行うことができます。
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■麻酔監視装置(モニター)
手術中の心拍、呼吸、血圧、体温、麻酔ガス濃度、血中酸素飽和度、二酸化炭素濃度等をモニタリングし、安定した麻酔深度で安全に手術を行います。
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■心電計自動解析装置
心電図による解析装置です。人の場合と同じく、不整脈の評価や心臓の電気的な異常の検出を行います。
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■歯科治療用器具
超音波スケーラー、ドリルなど、歯垢を削除したり歯の健康を保つために使用します。
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安全のための機器
■処置室での治療風景
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■オートクレーブ(autoclave)2台
高温高圧の飽和水蒸気による滅菌処理を行います。院内感染防止のため、処置、手術に使用する器具などについては、最新の注意を払っています。
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■ガス減菌機
酸化エチレンガス、液化炭酸を用い低温で減菌を行います。オートクレーブと同様、器具などの減菌を行います。
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■中性水発生器
消毒用として、中性水を使用しています。酸性水、アルカリ水に比べ患部、肌にやさしい効果があります。
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入院設備
■入院室
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■動物用酸素治療室(ICU)
手術後の回復までの管理や、心不全の動物に対して高濃度の酸素室はとても有効です。
5室あり猫や小型犬から20キロを超える犬でも利用できます。
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■点滴用ポンプ 15台
点滴中、動物はじっとしていられません。定量の点滴液を送り込む為ポンプを使用します。
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■猫用入院室
猫用の入院ケージです。全部で10ケージあります。
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■犬用入院室
犬用の入院ケージです。全部で19ケージあります。
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■大型犬用入院室
大型犬については、別途入院ケージを設けています。全部で3ケージあります。
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■隔離室
感染症にかかった動物については、他の動物に伝染しないよう隔離室を設けています。他と同様の治療設備を備えています。2室を準備しています。
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