猫が膀胱破裂?手術になるって本当?|原因・症状・治療の流れを解説
猫が膀胱破裂?手術になるって本当?|原因・症状・治療の流れを解説

「交通事故にあってしまった猫が、膀胱破裂って診断されたけどどんな病気?」
「尿が出ていないと思ったら、膀胱が破けていたなんて」
「手術になるって言われたけど、どんな手術なの?」
猫が膀胱破裂と診断された場合、このような疑問や不安を抱かれる飼い主様もいるかもしれません。
猫の膀胱破裂は、交通事故や高所からの転落など、強い衝撃によって起こることが多い非常に重篤な状態です。
命に関わる危険もあるため、すぐに適切な処置が必要になります。
今回は「猫の膀胱破裂」に関して原因や症状、そして手術を含む治療の流れまでわかりやすく解説します。
大切な猫の命を守るためにも、ぜひ最後までお読みいただき猫の膀胱トラブルの参考にしてください。
膀胱破裂とは?猫で起こる原因
膀胱破裂とは、膀胱の壁が何らかの原因で裂けてしまう状態をいいます。
猫の膀胱破裂は頻繁にはみられません。
ただし、膀胱が破れると尿が腹腔内に漏れ出し、腹膜炎などを引き起こすため注意が必要な病気です。
膀胱破裂は交通事故や高所からの落下などによる外傷によって起こることがあります。
また、尿道閉塞が続いた結果として膀胱がパンパンに膨らみ破裂するケースも。
特にオス猫は尿道が細いため、尿道閉塞のリスクが高くなります。
そのため、尿道閉塞に続いて膀胱破裂が起きる可能性もゼロではありません。

猫の膀胱破裂で見られる症状
膀胱が破裂すると、腹腔内に尿が漏れ急激に体調が悪化します。
猫の膀胱破裂では以下のような症状が現れることがあります。
- 排尿ができなくなる
- 元気・食欲がなくなる
- 嘔吐する
- 腹部が腫れて痛がる
- ぐったりする
膀胱破裂によって尿毒症や腹膜炎が起こると命に関わります。
少しでも猫の様子がおかしいと感じた場合には、すぐに動物病院を受診しましょう。
手術は必要?猫の膀胱破裂の治療法
膀胱破裂に対する治療は、ほとんどの場合外科手術が必要です。
特に以下のような場合には、手術が必要と判断されることが多いです。
- 完全に膀胱が破れている
- 漏れた尿が腹腔に広がっている
手術前には、レントゲンや超音波検査、造影検査などを組み合わせて、膀胱の破裂部位や広がり、腎臓への影響などを詳しく検査する必要があります。
全身状態が安定していない場合は、まずショック状態や脱水の改善が必要です。
手術では破れた膀胱を縫合する膀胱整復術が行われます。
膀胱整復術を実施した後に、尿の排出を確保するためのカテーテルを留置するのが一般的です。
また、腹腔内の尿や炎症物質を洗浄する処置が行われることも。
術後は数日間の入院が必要になり、点滴や抗生物質による管理が必要です。
手術後の経過と注意点
手術が無事に終わっても、回復までには経過観察が重要になります。
尿漏れや膀胱炎、腎機能の回復状況を確認するために、以下のようなケアが必要です。
- 術後数日はカテーテルで排尿管理
- 抗生剤や鎮痛薬の投与
- 血液検査での腎機能モニタリング
- 食事管理と水分摂取のサポート
また、もともとの尿道閉塞が原因の場合は、再発予防のためにフードの見直しやストレスケアなども行う必要があります。
膀胱のダメージの程度や体力の回復スピードには個体差があるため、術後も定期的な通院とモニタリングが大切です。

まとめ
猫の膀胱破裂は交通事故や尿道閉塞によって起こることがあり、放置すると命に関わる病気です。
早期に発見し、外科手術によって膀胱を修復することで回復する可能性があります。
「猫が大きな事故にあって尿が出なくなった」「高い場所から落ちた後ぐったりしている」といった異常が見られたら、すぐに動物病院へ相談しましょう。
当院では、泌尿器外科の対応にも力を入れており、緊急疾患にも対応可能な体制を整えています。
気になる症状がある場合は、お早めにご相談ください。
熊本県玉名市六田
はやの動物病院


